
「小夜と今年中に籍を入れたいと思う」。
夕食の最中に告げられた、30歳の彼からの味気ないプロポーズ。
23歳という自分の年齢が結婚に適しているのかどうかはわからなかった(小夜)。
獣医の石川は、去勢手術をするたびに自分のモノが切られる夢を見る。
そんなある日、友達以上恋人未満の女性とラブホテルへ行くことになり…(パンちゃん)。
恋愛シミュレーションゲームをプレイするがごとくパパ活女子との逢瀬を繰り返す星野は、これまで出会った誰とも違う、ある女子大生と出会う(ゆい)。
他2編。
結婚、セフレ、パパ活、トラウマ……。
現代を生きる女性のさまざまな顔を描く、たくらみに満ちた連作恋愛小説集。


コメント
だけど、それは否定的な意味ではない。
ハッピーエンドでもなくバッドエンドでもない。
心が揺さぶられたにも関わらず真相はわからない。
すっきりはしないが深く考えてしまう。
人間の本質の沼には嵌るような心地よさがあった。
こことここが繋がっているのか!
と発見したときは驚いた。
リアルにこんな女の人がいたら絶対仲良くなれないタイプだなー。
共感はできないなーー。
と、主人公自体は好きじゃなかったけれどもストーリーが面白かった。
彼女のデビュー小説『カモフラージュ』は「食べることが大好きな彼女らしい素敵なお話だなぁ」くらいにしか思っていなかったので、『累々』も彼女らしさが光るキラキラしたもの……くらいの軽い気持ちで手に取ったら結構心を抉られた。
理由は後ほど。
この物語は彼氏からプロポーズを受けて思い悩む小夜の話から始まり、彼氏の親友と体の関係だけを続けるパンちゃんの話、パパ活に励む美大生のユイ、大学の先輩との煮え切らない関係に悩むちぃ、そして、小夜の姿を今度は彼氏の視点で描いて終わるという連作小説の形をとっている。
話が進むにつれて「もしかして…」と思うような仕掛けがあるのが読んでいて面白かった。
心を抉られた理由は描写が生々しすぎたので。
僕の知っている松井玲奈のイメージは天真爛漫、演技のためなら何でもする、綺麗な佇まいからは想像できないオタクな人って感じだったのが、音を立てて崩れていったのを感じた。
あの松井玲奈がこんな文章を書くなんて…と読み終えてから茫然自失とした。
読み終わった後にため息が止まらなくなるが、読み終えた達成感も味わえた。
最後の章で婚約者、後に夫となる人の視点からは、かつてのセフレもパパ活相手も何か「今」の小夜を形成するにあたって良い影響を与えてきた人物達のように見えているように感じた。
結局は誰だって主観でしかものを知ることはできないし、自分が知っている相手が相手の全てであるということを実感した。
ただそれで結婚生活が上手くいかない、とかの雰囲気はなく知らぬが仏であり、知らなくても関係は成り立つんだな~~と思わせてくれた。
伏線の仕込み方も好きだしこれを松井玲奈ちゃんが書いたというところも面白かった。
目次に出てくる女の子、全部同じ子。
やはり人間は多面体。
人は、人を傷つけるし人に傷つけられる。
常に加害者であり被害者でありながら生き続ける。
最後の章で婚約者、後に夫となる人の視点からは、かつてのセフレもパパ活相手も何か「今」の小夜を形成するにあたって良い影響を与えてきた人物達のように見えているように感じた。
結局は誰だって主観でしかものを知ることはできないし、自分が知っている相手が相手の全てであるということを実感した。
ただそれで結婚生活が上手くいかない、とかの雰囲気はなく知らぬが仏であり、知らなくても関係は成り立つんだな~~と思わせてくれた。
旦那さん、その子が幸せそうなのは挙式という作品が評価されたからだし、嫌いな相手が幸せじゃないことがわかったからだよ。
純粋に幸せだったのはあなただけだよ。
私もこんなふうに、見る人が変われば別人のように捉えられ、憐れまれたり愛されたりしてるんだろうな。
解説の中に出てきたじぶんの全てを知っている人がいない、という話に共感した
話数を重ねる毎にどんどん小夜の解像度が上がってく
前半は特に何も考えないで読んでたけど、後半は次はどんな小夜の一面に会えるのかなってどきどきわくわくしながら読んだ。
わたしが好きな話はちぃ。
他の話では人を翻弄する側だった小夜が、ちぃでは先輩や琴吹さんに翻弄されていて、意外な展開で面白かった。
人は、人を傷つけるし人に傷つけられる。
常に加害者であり被害者でありながら生き続ける。
旦那さん、その子が幸せそうなのは挙式という作品が評価されたからだし、嫌いな相手が幸せじゃないことがわかったからだよ。
純粋に幸せだったのはあなただけだよ。
私もこんなふうに、見る人が変われば別人のように捉えられ、憐れまれたり愛されたりしてるんだろうな。
自分好みだった。
そういうことか、と気がつくたびに面白さがましていった。
読み進めていくと小夜という人間を徐々にわかった気になっていたが、読み終わると結局小夜ってどんな人間だ???となった。
これが玲奈さんの企みというやつなのか…
最後の結婚式はなんか笑えてしまった。
全てを知るって不可能だよね。
どんな相手、どんな関係でも。
それがいいのか悪いのか…人間て複雑。
旦那さん、その子が幸せそうなのは挙式という作品が評価されたからだし、嫌いな相手が幸せじゃないことがわかったからだよ。
純粋に幸せだったのはあなただけだよ。
私もこんなふうに、見る人が変われば別人のように捉えられ、憐れまれたり愛されたりしてるんだろうな。
物語一つ一つ何か繋がっているとは思っていたが、まさか全員同じ女の子だったとは、、。
解説にもあったか、どれが本当のあなたなのかは自分でさえわかっていないのかもしれない。
自分も現実にこんな女の子がいたら大嫌いだ。
元カノとの思い出を思い出してしまった。
最後の章で婚約者、後に夫となる人の視点からは、かつてのセフレもパパ活相手も何か「今」の小夜を形成するにあたって良い影響を与えてきた人物達のように見えているように感じた。
結局は誰だって主観でしかものを知ることはできないし、自分が知っている相手が相手の全てであるということを実感した。
ただそれで結婚生活が上手くいかない、とかの雰囲気はなく知らぬが仏であり、知らなくても関係は成り立つんだな~~と思わせてくれた。
思ったよりもえぐみはなく清らか。
思ったよりもえぐみはなく清らか。
恋愛短編集だが、目を見張るのは独自の発想。
単なる恋愛短編集ではないオリジナルティの世界に溢れていた。
作家的にもだけれど、この文章力は凄いなと感じた。
録画してあったドラマでの演技が凄く印象的で気になっていたところ、小説を書いてると知り読んでみた。
とても面白かった。
構成が素晴らしい。
彼女の持つ演技の引き出しの在処が垣間見えた気がした。
ラストが想像以上に穏やかだったのが拍子抜けしたけれど、招待客の面々を知ると、その後もこの糸は重なり続けるんだろうなと思わされた。
個人の性質は、出会った人間や環境によって形成されていくものなんだと改めて感じた作品。
人は、人を傷つけるし人に傷つけられる。
常に加害者であり被害者でありながら生き続ける。
思ったよりもえぐみはなく清らか。
と思って順番待ちで図書館で借りて、よくよくみたら元AKBの松井玲奈さんが書いた本だったのに驚き!
面白かった!
男性目線の恋愛短編集かと思いきや、実はその男性が恋愛対象として見ている女性は全員同一人物だというトリック。
実際にもこういう女の人いるんだろうなあ…恐ろしい…。
周りには絶対いてほしくないけど、話として聞く分にはとても面白いし、憎めない。
1番最初のお話で結婚を受け入れたオチにはなんか、あれ?こんな感じなのと一瞬残念に感じたが、その後のお話で覆された。
最後全員を結婚式に招きとても幸せだという小夜は、狂っていて最高にかっこいい。
そもそも後の旦那になる彼氏の親友と寝ているのもクレイジーなんだけど。
先輩にもらったパンダのキーホルダーを首だけになるまで何年経っても使い続ける小夜の恋愛の中にはずっと根底に先輩が居続けているんだろうな、と思った。
バベルの塔に見立てたウェディングケーキを切るのも、先輩の作品を切るのに模倣してたのかと気づいてより面白く感じた。
」とわかってとても嬉しかった。
読んでいる時は別々の話みたいなのに、途中?最後?で前の話とつながるのが不思議で面白かった。
すーっと入ってきて読みやすかったです。
人格は物事の積み重ねで、日々累々と形成されていく。
小夜は、葉さんと結ばれて一見幸せそうに映るが、やはり切り取られたシーンと実情は異なるのだと気付かされた。
彼氏がいながらパパ活、セフレ等、不純な行動を続けてしまう小夜。
お金や性行為で得た自信は束の間のものでしかないし、小夜は葉さんとの結婚生活という作品を作り上げていく中でその価値観もまた累々と変わっていくのだと思う。
最後のハッピーエンドは、その幕開けなのではないかと感じさせられた。
彼女のデビュー小説『カモフラージュ』は「食べることが大好きな彼女らしい素敵なお話だなぁ」くらいにしか思っていなかったので、『累々』も彼女らしさが光るキラキラしたもの……くらいの軽い気持ちで手に取ったら結構心を抉られた。
理由は後ほど。
この物語は彼氏からプロポーズを受けて思い悩む小夜の話から始まり、彼氏の親友と体の関係だけを続けるパンちゃんの話、パパ活に励む美大生のユイ、大学の先輩との煮え切らない関係に悩むちぃ、そして、小夜の姿を今度は彼氏の視点で描いて終わるという連作小説の形をとっている。
話が進むにつれて「もしかして…」と思うような仕掛けがあるのが読んでいて面白かった。
心を抉られた理由は描写が生々しすぎたので。
僕の知っている松井玲奈のイメージは天真爛漫、演技のためなら何でもする、綺麗な佇まいからは想像できないオタクな人って感じだったのが、音を立てて崩れていったのを感じた。
あの松井玲奈がこんな文章を書くなんて…と読み終えてから茫然自失とした。
読み終わった後にため息が止まらなくなるが、読み終えた達成感も味わえた。
も読みたくなり、読んだ。
松井玲奈は、昔はアイドルグループ
に所属し、卒業後は俳優業に転向。
カモフラージュと同じく、人一人の
内面を上手く、独自の表現で書くこ
とが出来る才覚がある。
主人公小夜のストーリーであるが、
小夜に関わってくる男性の視点から
小夜を見ると、さまざまな彼女が見
えてくる。
人の印象というものは、それぞれの
他人の感覚で、変わってくるもので
一面しかないという事はないんだな
と思った。
ラストは、ハッピーエンドで締めく
り
も読みたくなり、読んだ。
松井玲奈は、昔はアイドルグループ
に所属し、卒業後は俳優業に転向。
カモフラージュと同じく、人一人の
内面を上手く、独自の表現で書くこ
とが出来る才覚がある。
主人公小夜のストーリーであるが、
小夜に関わってくる男性の視点から
小夜を見ると、さまざまな彼女が見
えてくる。
人の印象というものは、それぞれの
他人の感覚で、変わってくるもので
一面しかないという事はないんだな
と思った。
ラストは、ハッピーエンドで締めく
り
録画してあったドラマでの演技が凄く印象的で気になっていたところ、小説を書いてると知り読んでみた。
とても面白かった。
構成が素晴らしい。
彼女の持つ演技の引き出しの在処が垣間見えた気がした。
ラストが想像以上に穏やかだったのが拍子抜けしたけれど、招待客の面々を知ると、その後もこの糸は重なり続けるんだろうなと思わされた。
個人の性質は、出会った人間や環境によって形成されていくものなんだと改めて感じた作品。
これもその一冊。
全然別人の女性の短編集かと思ったら…なるほどって唸らされた。
しかもちょっと嫌悪感あるけどそれって自分の嫌な部分と重なっている部分があるからかもしれない。
こんな表現を書けちゃう松井さんってすごいって思った。
いい意味で、最後に期待を裏切られた。
ひとつだけ勿体無いと思ったのは、エンディングが割と平凡な幸せだったこと。
ただし、この後の一見「平凡」に思われる日常に、どんな死屍累々が待ち受けているのかと想像すると、それもまたどんでん返しのひとつなのかもしれない。
人は、人を傷つけるし人に傷つけられる。
常に加害者であり被害者でありながら生き続ける。
だけど、それは否定的な意味ではない。
ハッピーエンドでもなくバッドエンドでもない。
心が揺さぶられたにも関わらず真相はわからない。
すっきりはしないが深く考えてしまう。
人間の本質の沼には嵌るような心地よさがあった。
これもその一冊。
全然別人の女性の短編集かと思ったら…なるほどって唸らされた。
しかもちょっと嫌悪感あるけどそれって自分の嫌な部分と重なっている部分があるからかもしれない。
こんな表現を書けちゃう松井さんってすごいって思った。
と思って順番待ちで図書館で借りて、よくよくみたら元AKBの松井玲奈さんが書いた本だったのに驚き!
面白かった!
男性目線の恋愛短編集かと思いきや、実はその男性が恋愛対象として見ている女性は全員同一人物だというトリック。
実際にもこういう女の人いるんだろうなあ…恐ろしい…。
周りには絶対いてほしくないけど、話として聞く分にはとても面白いし、憎めない。
1番最初のお話で結婚を受け入れたオチにはなんか、あれ?こんな感じなのと一瞬残念に感じたが、その後のお話で覆された。
最後全員を結婚式に招きとても幸せだという小夜は、狂っていて最高にかっこいい。
そもそも後の旦那になる彼氏の親友と寝ているのもクレイジーなんだけど。
先輩にもらったパンダのキーホルダーを首だけになるまで何年経っても使い続ける小夜の恋愛の中にはずっと根底に先輩が居続けているんだろうな、と思った。
バベルの塔に見立てたウェディングケーキを切るのも、先輩の作品を切るのに模倣してたのかと気づいてより面白く感じた。
同じ女性かとわかって思い返すとなかなかな人生で面白い。
」とわかってとても嬉しかった。
読んでいる時は別々の話みたいなのに、途中?最後?で前の話とつながるのが不思議で面白かった。
すーっと入ってきて読みやすかったです。
ただあまりにもキャラクターが違い過ぎるので、1人のことと繋げられなく、もう少し共通点とかが出れば良かったかと。
初めはふぅーん、、と普通の恋愛?話。
だが徐々に様子が普通じゃなくなってくる?
3話ぐらいから一気に面白く、なるほど。
。
爽やかな笑顔の松井さんからは想像できない展開で、、うん、面白い。
すぐ近くにいて笑っているこの人もあの人も、実は裏では別の顔があったり、さらに別の名前があったりするのかな~
松井玲奈さんも元アイドルとは思えぬ意外性で良かった。
前作も読んでみたい。
プロポーズを受けた女性、パパ活をしている女性など、色んな顔を持つ女性が「生きている」のを感じる小説でした。
帯には「恋愛小説集」とありましたが、恋愛という枠には当てはまらない感情と関係性と向き合う物語でした。
全体を通してずっとどこか薄暗くて、でも温かさはきちんとあって、不思議な気持ちになりつつ読み進めました。
中盤で、なるほど!
となる展開もあり、人間って色んな面があるよなぁと多角的な視点で見られるお話でした。
ただ、最後がちょっとドラマチック過ぎるというか、今までの流れを踏まえると綺麗過ぎたなと感じましたが、今作も面白かったです…!
物語一つ一つ何か繋がっているとは思っていたが、まさか全員同じ女の子だったとは、、。
解説にもあったか、どれが本当のあなたなのかは自分でさえわかっていないのかもしれない。
自分も現実にこんな女の子がいたら大嫌いだ。
元カノとの思い出を思い出してしまった。
「結婚ってなんだろう」と思いながらも、結婚を選ぶ女たちはとても多いと思う。
そしてこのパターンで離婚せず、5年後の旦那様が幸せそうなのだから、二人にとってこの結婚は大正解だったと感じる。
私は好きだな、小夜。
物語一つ一つ何か繋がっているとは思っていたが、まさか全員同じ女の子だったとは、、。
解説にもあったか、どれが本当のあなたなのかは自分でさえわかっていないのかもしれない。
自分も現実にこんな女の子がいたら大嫌いだ。
元カノとの思い出を思い出してしまった。
人生について考えさせられる。
小夜の
「結婚ってなんだろう」
って気持ち分かるような気がする。
誰かと一生涯生活を共にするって
全くと言っていい程想像できない。
相手に気を使いっぱなしで疲れそう
結婚って本当に良い事なのだろうか?
ってどうしても思ってしまう。
恋愛短編集だが、目を見張るのは独自の発想。
単なる恋愛短編集ではないオリジナルティの世界に溢れていた。
作家的にもだけれど、この文章力は凄いなと感じた。
初めはふぅーん、、と普通の恋愛?話。
だが徐々に様子が普通じゃなくなってくる?
3話ぐらいから一気に面白く、なるほど。
。
爽やかな笑顔の松井さんからは想像できない展開で、、うん、面白い。
すぐ近くにいて笑っているこの人もあの人も、実は裏では別の顔があったり、さらに別の名前があったりするのかな~
松井玲奈さんも元アイドルとは思えぬ意外性で良かった。
前作も読んでみたい。
」とわかってとても嬉しかった。
読んでいる時は別々の話みたいなのに、途中?最後?で前の話とつながるのが不思議で面白かった。
すーっと入ってきて読みやすかったです。
解説の中に出てきたじぶんの全てを知っている人がいない、という話に共感した
多重人格ってことではなく、仕事場で見せる顔、家庭で見せる顔、友達にだけ見せる顔、いろいろある。
自分からいろいろな顔が派生しているのではなく、枝分かれしたさまざまな顔が合流して(重なり合って)ひとつの自分になっている、ってイメージかなあ。
微分というよりは積分みたいな。
(いや微積についてよく分からんけど。
テスト100点満点の24点だったし)
仕掛けに気づいた時、なるほどこりゃあ『累々』だ、と思った。
『カモフラージュ』で松井さんの小説の虜になり、絶対読まなきゃ!
と思っていた一冊。
やっぱりすごいな~と思う。
マルチに活躍されている方だからたくさん書くのは難しいかもしれないけど、これからもいっぱい松井さんの小説が読みたいと思ってしまうわがままな読者なのであった。
描写や内容に違和感があっても3までは読んでください!
私は我慢できずに調べて残念なことになりました。
調べずに読めば良かった。
3.ユイ 4.ちぃが好きでした。
人って色んな面を持ってるんだよなぁ。
ある一面から見た時とまた違う面から見た時で同じ出来事でも見え方が違うし、色んな人との関わりの積み重ねで変わっていく。
人間の汚い面も怖い面も愛おしい面も描かれてて、人間って面白いなと思いました。
自分好みだった。
そういうことか、と気がつくたびに面白さがましていった。
読み進めていくと小夜という人間を徐々にわかった気になっていたが、読み終わると結局小夜ってどんな人間だ???となった。
これが玲奈さんの企みというやつなのか…
最後の結婚式はなんか笑えてしまった。
全てを知るって不可能だよね。
どんな相手、どんな関係でも。
それがいいのか悪いのか…人間て複雑。
意外性があり、ただの恋愛小説ではなかった。
松井玲奈さんに申し訳ない気持ちです。
これから全力で応援します。
作中で、
自分がやっていることは自分が自分でいられるために必要なこと。
みたいなニュアンスのことを主人公?の女性が言っている。
自分を正当化するために言ってるし、言うことで結果自分自身を救っている。
この言葉がこの本を表すひとことのように思いました。
話はとても読みやすいし、小夜の気持ちも分かるが、旦那がやはり可哀想だなと思ってしまった…
人は誰でも色々なバックグラウンドを持っている、というのは理解できるが読後感が良いかと言われると難しい。
あと、微妙に時系列が合わないような箇所があり疑問が残る。
伏線の仕込み方も好きだしこれを松井玲奈ちゃんが書いたというところも面白かった。
目次に出てくる女の子、全部同じ子。
やはり人間は多面体。
思ったよりもえぐみはなく清らか。
いい意味で、最後に期待を裏切られた。
ひとつだけ勿体無いと思ったのは、エンディングが割と平凡な幸せだったこと。
ただし、この後の一見「平凡」に思われる日常に、どんな死屍累々が待ち受けているのかと想像すると、それもまたどんでん返しのひとつなのかもしれない。
いい意味で、最後に期待を裏切られた。
ひとつだけ勿体無いと思ったのは、エンディングが割と平凡な幸せだったこと。
ただし、この後の一見「平凡」に思われる日常に、どんな死屍累々が待ち受けているのかと想像すると、それもまたどんでん返しのひとつなのかもしれない。
だけど、それは否定的な意味ではない。
ハッピーエンドでもなくバッドエンドでもない。
心が揺さぶられたにも関わらず真相はわからない。
すっきりはしないが深く考えてしまう。
人間の本質の沼には嵌るような心地よさがあった。
いい意味で、最後に期待を裏切られた。
ひとつだけ勿体無いと思ったのは、エンディングが割と平凡な幸せだったこと。
ただし、この後の一見「平凡」に思われる日常に、どんな死屍累々が待ち受けているのかと想像すると、それもまたどんでん返しのひとつなのかもしれない。
人間は、斑模様。
こんな自分もあんな自分もいる。
それも、全部自分。
ただあまりにもキャラクターが違い過ぎるので、1人のことと繋げられなく、もう少し共通点とかが出れば良かったかと。
人生について考えさせられる。
小夜の
「結婚ってなんだろう」
って気持ち分かるような気がする。
誰かと一生涯生活を共にするって
全くと言っていい程想像できない。
相手に気を使いっぱなしで疲れそう
結婚って本当に良い事なのだろうか?
ってどうしても思ってしまう。
「結婚ってなんだろう」と思いながらも、結婚を選ぶ女たちはとても多いと思う。
そしてこのパターンで離婚せず、5年後の旦那様が幸せそうなのだから、二人にとってこの結婚は大正解だったと感じる。
私は好きだな、小夜。
こことここが繋がっているのか!
と発見したときは驚いた。
リアルにこんな女の人がいたら絶対仲良くなれないタイプだなー。
共感はできないなーー。
と、主人公自体は好きじゃなかったけれどもストーリーが面白かった。
意外性があり、ただの恋愛小説ではなかった。
松井玲奈さんに申し訳ない気持ちです。
これから全力で応援します。
作中で、
自分がやっていることは自分が自分でいられるために必要なこと。
みたいなニュアンスのことを主人公?の女性が言っている。
自分を正当化するために言ってるし、言うことで結果自分自身を救っている。
この言葉がこの本を表すひとことのように思いました。
そう思えるほどに小夜の気持ちは傾いていて、いつまでもハシメ先輩の影を追っているように思えた。
最後の結婚式のシーン、幾つもの恋敵を超えてようやくゴールにたどり着いた葉さんだけが小夜の過去を知らずに笑っていて不憫で仕方なかった。
何かとわだかまりの残る作品。
と思って順番待ちで図書館で借りて、よくよくみたら元AKBの松井玲奈さんが書いた本だったのに驚き!
面白かった!
男性目線の恋愛短編集かと思いきや、実はその男性が恋愛対象として見ている女性は全員同一人物だというトリック。
実際にもこういう女の人いるんだろうなあ…恐ろしい…。
周りには絶対いてほしくないけど、話として聞く分にはとても面白いし、憎めない。
1番最初のお話で結婚を受け入れたオチにはなんか、あれ?こんな感じなのと一瞬残念に感じたが、その後のお話で覆された。
最後全員を結婚式に招きとても幸せだという小夜は、狂っていて最高にかっこいい。
そもそも後の旦那になる彼氏の親友と寝ているのもクレイジーなんだけど。
先輩にもらったパンダのキーホルダーを首だけになるまで何年経っても使い続ける小夜の恋愛の中にはずっと根底に先輩が居続けているんだろうな、と思った。
バベルの塔に見立てたウェディングケーキを切るのも、先輩の作品を切るのに模倣してたのかと気づいてより面白く感じた。
プロポーズを受けた女性、パパ活をしている女性など、色んな顔を持つ女性が「生きている」のを感じる小説でした。
帯には「恋愛小説集」とありましたが、恋愛という枠には当てはまらない感情と関係性と向き合う物語でした。
全体を通してずっとどこか薄暗くて、でも温かさはきちんとあって、不思議な気持ちになりつつ読み進めました。
中盤で、なるほど!
となる展開もあり、人間って色んな面があるよなぁと多角的な視点で見られるお話でした。
ただ、最後がちょっとドラマチック過ぎるというか、今までの流れを踏まえると綺麗過ぎたなと感じましたが、今作も面白かったです…!
短編かな、と思ったら繋がってた。
女がどんな人か(裏)には気づかないまま、
結婚して、それでも幸せな男のはなし?
彼女のデビュー小説『カモフラージュ』は「食べることが大好きな彼女らしい素敵なお話だなぁ」くらいにしか思っていなかったので、『累々』も彼女らしさが光るキラキラしたもの……くらいの軽い気持ちで手に取ったら結構心を抉られた。
理由は後ほど。
この物語は彼氏からプロポーズを受けて思い悩む小夜の話から始まり、彼氏の親友と体の関係だけを続けるパンちゃんの話、パパ活に励む美大生のユイ、大学の先輩との煮え切らない関係に悩むちぃ、そして、小夜の姿を今度は彼氏の視点で描いて終わるという連作小説の形をとっている。
話が進むにつれて「もしかして…」と思うような仕掛けがあるのが読んでいて面白かった。
心を抉られた理由は描写が生々しすぎたので。
僕の知っている松井玲奈のイメージは天真爛漫、演技のためなら何でもする、綺麗な佇まいからは想像できないオタクな人って感じだったのが、音を立てて崩れていったのを感じた。
あの松井玲奈がこんな文章を書くなんて…と読み終えてから茫然自失とした。
読み終わった後にため息が止まらなくなるが、読み終えた達成感も味わえた。
話はとても読みやすいし、小夜の気持ちも分かるが、旦那がやはり可哀想だなと思ってしまった…
人は誰でも色々なバックグラウンドを持っている、というのは理解できるが読後感が良いかと言われると難しい。
あと、微妙に時系列が合わないような箇所があり疑問が残る。
と思って順番待ちで図書館で借りて、よくよくみたら元AKBの松井玲奈さんが書いた本だったのに驚き!
面白かった!
男性目線の恋愛短編集かと思いきや、実はその男性が恋愛対象として見ている女性は全員同一人物だというトリック。
実際にもこういう女の人いるんだろうなあ…恐ろしい…。
周りには絶対いてほしくないけど、話として聞く分にはとても面白いし、憎めない。
1番最初のお話で結婚を受け入れたオチにはなんか、あれ?こんな感じなのと一瞬残念に感じたが、その後のお話で覆された。
最後全員を結婚式に招きとても幸せだという小夜は、狂っていて最高にかっこいい。
そもそも後の旦那になる彼氏の親友と寝ているのもクレイジーなんだけど。
先輩にもらったパンダのキーホルダーを首だけになるまで何年経っても使い続ける小夜の恋愛の中にはずっと根底に先輩が居続けているんだろうな、と思った。
バベルの塔に見立てたウェディングケーキを切るのも、先輩の作品を切るのに模倣してたのかと気づいてより面白く感じた。
多重人格ってことではなく、仕事場で見せる顔、家庭で見せる顔、友達にだけ見せる顔、いろいろある。
自分からいろいろな顔が派生しているのではなく、枝分かれしたさまざまな顔が合流して(重なり合って)ひとつの自分になっている、ってイメージかなあ。
微分というよりは積分みたいな。
(いや微積についてよく分からんけど。
テスト100点満点の24点だったし)
仕掛けに気づいた時、なるほどこりゃあ『累々』だ、と思った。
『カモフラージュ』で松井さんの小説の虜になり、絶対読まなきゃ!
と思っていた一冊。
やっぱりすごいな~と思う。
マルチに活躍されている方だからたくさん書くのは難しいかもしれないけど、これからもいっぱい松井さんの小説が読みたいと思ってしまうわがままな読者なのであった。
「結婚ってなんだろう」と思いながらも、結婚を選ぶ女たちはとても多いと思う。
そしてこのパターンで離婚せず、5年後の旦那様が幸せそうなのだから、二人にとってこの結婚は大正解だったと感じる。
私は好きだな、小夜。
物語一つ一つ何か繋がっているとは思っていたが、まさか全員同じ女の子だったとは、、。
解説にもあったか、どれが本当のあなたなのかは自分でさえわかっていないのかもしれない。
自分も現実にこんな女の子がいたら大嫌いだ。
元カノとの思い出を思い出してしまった。
初めはふぅーん、、と普通の恋愛?話。
だが徐々に様子が普通じゃなくなってくる?
3話ぐらいから一気に面白く、なるほど。
。
爽やかな笑顔の松井さんからは想像できない展開で、、うん、面白い。
すぐ近くにいて笑っているこの人もあの人も、実は裏では別の顔があったり、さらに別の名前があったりするのかな~
松井玲奈さんも元アイドルとは思えぬ意外性で良かった。
前作も読んでみたい。
同じ女性かとわかって思い返すとなかなかな人生で面白い。
話数を重ねる毎にどんどん小夜の解像度が上がってく
前半は特に何も考えないで読んでたけど、後半は次はどんな小夜の一面に会えるのかなってどきどきわくわくしながら読んだ。
わたしが好きな話はちぃ。
他の話では人を翻弄する側だった小夜が、ちぃでは先輩や琴吹さんに翻弄されていて、意外な展開で面白かった。
」とわかってとても嬉しかった。
読んでいる時は別々の話みたいなのに、途中?最後?で前の話とつながるのが不思議で面白かった。
すーっと入ってきて読みやすかったです。
人生について考えさせられる。
小夜の
「結婚ってなんだろう」
って気持ち分かるような気がする。
誰かと一生涯生活を共にするって
全くと言っていい程想像できない。
相手に気を使いっぱなしで疲れそう
結婚って本当に良い事なのだろうか?
ってどうしても思ってしまう。
最後の章で婚約者、後に夫となる人の視点からは、かつてのセフレもパパ活相手も何か「今」の小夜を形成するにあたって良い影響を与えてきた人物達のように見えているように感じた。
結局は誰だって主観でしかものを知ることはできないし、自分が知っている相手が相手の全てであるということを実感した。
ただそれで結婚生活が上手くいかない、とかの雰囲気はなく知らぬが仏であり、知らなくても関係は成り立つんだな~~と思わせてくれた。
恋愛短編集だが、目を見張るのは独自の発想。
単なる恋愛短編集ではないオリジナルティの世界に溢れていた。
作家的にもだけれど、この文章力は凄いなと感じた。
と思って順番待ちで図書館で借りて、よくよくみたら元AKBの松井玲奈さんが書いた本だったのに驚き!
面白かった!
男性目線の恋愛短編集かと思いきや、実はその男性が恋愛対象として見ている女性は全員同一人物だというトリック。
実際にもこういう女の人いるんだろうなあ…恐ろしい…。
周りには絶対いてほしくないけど、話として聞く分にはとても面白いし、憎めない。
1番最初のお話で結婚を受け入れたオチにはなんか、あれ?こんな感じなのと一瞬残念に感じたが、その後のお話で覆された。
最後全員を結婚式に招きとても幸せだという小夜は、狂っていて最高にかっこいい。
そもそも後の旦那になる彼氏の親友と寝ているのもクレイジーなんだけど。
先輩にもらったパンダのキーホルダーを首だけになるまで何年経っても使い続ける小夜の恋愛の中にはずっと根底に先輩が居続けているんだろうな、と思った。
バベルの塔に見立てたウェディングケーキを切るのも、先輩の作品を切るのに模倣してたのかと気づいてより面白く感じた。
ただあまりにもキャラクターが違い過ぎるので、1人のことと繋げられなく、もう少し共通点とかが出れば良かったかと。
多重人格ってことではなく、仕事場で見せる顔、家庭で見せる顔、友達にだけ見せる顔、いろいろある。
自分からいろいろな顔が派生しているのではなく、枝分かれしたさまざまな顔が合流して(重なり合って)ひとつの自分になっている、ってイメージかなあ。
微分というよりは積分みたいな。
(いや微積についてよく分からんけど。
テスト100点満点の24点だったし)
仕掛けに気づいた時、なるほどこりゃあ『累々』だ、と思った。
『カモフラージュ』で松井さんの小説の虜になり、絶対読まなきゃ!
と思っていた一冊。
やっぱりすごいな~と思う。
マルチに活躍されている方だからたくさん書くのは難しいかもしれないけど、これからもいっぱい松井さんの小説が読みたいと思ってしまうわがままな読者なのであった。
ただあまりにもキャラクターが違い過ぎるので、1人のことと繋げられなく、もう少し共通点とかが出れば良かったかと。
自分好みだった。
そういうことか、と気がつくたびに面白さがましていった。
読み進めていくと小夜という人間を徐々にわかった気になっていたが、読み終わると結局小夜ってどんな人間だ???となった。
これが玲奈さんの企みというやつなのか…
最後の結婚式はなんか笑えてしまった。
全てを知るって不可能だよね。
どんな相手、どんな関係でも。
それがいいのか悪いのか…人間て複雑。
人は、人を傷つけるし人に傷つけられる。
常に加害者であり被害者でありながら生き続ける。
も読みたくなり、読んだ。
松井玲奈は、昔はアイドルグループ
に所属し、卒業後は俳優業に転向。
カモフラージュと同じく、人一人の
内面を上手く、独自の表現で書くこ
とが出来る才覚がある。
主人公小夜のストーリーであるが、
小夜に関わってくる男性の視点から
小夜を見ると、さまざまな彼女が見
えてくる。
人の印象というものは、それぞれの
他人の感覚で、変わってくるもので
一面しかないという事はないんだな
と思った。
ラストは、ハッピーエンドで締めく
り
解説の中に出てきたじぶんの全てを知っている人がいない、という話に共感した
これもその一冊。
全然別人の女性の短編集かと思ったら…なるほどって唸らされた。
しかもちょっと嫌悪感あるけどそれって自分の嫌な部分と重なっている部分があるからかもしれない。
こんな表現を書けちゃう松井さんってすごいって思った。
プロポーズを受けた女性、パパ活をしている女性など、色んな顔を持つ女性が「生きている」のを感じる小説でした。
帯には「恋愛小説集」とありましたが、恋愛という枠には当てはまらない感情と関係性と向き合う物語でした。
全体を通してずっとどこか薄暗くて、でも温かさはきちんとあって、不思議な気持ちになりつつ読み進めました。
中盤で、なるほど!
となる展開もあり、人間って色んな面があるよなぁと多角的な視点で見られるお話でした。
ただ、最後がちょっとドラマチック過ぎるというか、今までの流れを踏まえると綺麗過ぎたなと感じましたが、今作も面白かったです…!
こことここが繋がっているのか!
と発見したときは驚いた。
リアルにこんな女の人がいたら絶対仲良くなれないタイプだなー。
共感はできないなーー。
と、主人公自体は好きじゃなかったけれどもストーリーが面白かった。
も読みたくなり、読んだ。
松井玲奈は、昔はアイドルグループ
に所属し、卒業後は俳優業に転向。
カモフラージュと同じく、人一人の
内面を上手く、独自の表現で書くこ
とが出来る才覚がある。
主人公小夜のストーリーであるが、
小夜に関わってくる男性の視点から
小夜を見ると、さまざまな彼女が見
えてくる。
人の印象というものは、それぞれの
他人の感覚で、変わってくるもので
一面しかないという事はないんだな
と思った。
ラストは、ハッピーエンドで締めく
り
人格は物事の積み重ねで、日々累々と形成されていく。
小夜は、葉さんと結ばれて一見幸せそうに映るが、やはり切り取られたシーンと実情は異なるのだと気付かされた。
彼氏がいながらパパ活、セフレ等、不純な行動を続けてしまう小夜。
お金や性行為で得た自信は束の間のものでしかないし、小夜は葉さんとの結婚生活という作品を作り上げていく中でその価値観もまた累々と変わっていくのだと思う。
最後のハッピーエンドは、その幕開けなのではないかと感じさせられた。
人生について考えさせられる。
小夜の
「結婚ってなんだろう」
って気持ち分かるような気がする。
誰かと一生涯生活を共にするって
全くと言っていい程想像できない。
相手に気を使いっぱなしで疲れそう
結婚って本当に良い事なのだろうか?
ってどうしても思ってしまう。
同じ女性かとわかって思い返すとなかなかな人生で面白い。
人間は、斑模様。
こんな自分もあんな自分もいる。
それも、全部自分。
いい意味で、最後に期待を裏切られた。
ひとつだけ勿体無いと思ったのは、エンディングが割と平凡な幸せだったこと。
ただし、この後の一見「平凡」に思われる日常に、どんな死屍累々が待ち受けているのかと想像すると、それもまたどんでん返しのひとつなのかもしれない。
短編かな、と思ったら繋がってた。
女がどんな人か(裏)には気づかないまま、
結婚して、それでも幸せな男のはなし?